今日も新製品のご紹介をしましょう。
ライン シックデイ104
基本スペックはサイドカットが137/104/121で、キャンバーはトップ&テールロッカー+センターキャンバーを採用、サイドウォール付きのキャップ構造で、芯材にはアスペン(ポプラ)材が用いられており、表面と底面にはカーボンファイバーのリブも追加されています。
LINEの公式サイトより
ラインは1995年にガレージブランドからスタートしたフリースタイルスキーを展開するブランドで、ツインチップやスワローテールといった個性的な形状をしたモデルばかりがラインナップされています。ターンを楽しむだけでなく、スイッチ(逆向きに滑ること)やスピン(横回転や縦回転)、ジブ(レールやボックスなどの雪上以外を滑ること)、エア(地形などを利用してジャンプしながらトリックを行うこと)といった技をこなすことも視野に入れた作りで遊び心をくすぐるのです。なんかワクワクしてしまいますよね。
でも、なぜそういうスキーがカラファテの店頭に並ぶのか? それはフリースタイル系のスキーでありながら、オン/オフピステの両面を視野に入れて開発されており、バックカントリースキーとしても魅力のあるモデルだから。シックデイ104はパウダーもどっぷりと楽しめる遊び心満点のスキーなのです。
エッジコンタクトを高めるサイドウォール付き
このスキーを触ってみると、ちょっとズッシリ感はあるものの、程よい力強さのあるフレックスで頼もしさのようなものが伝わってきます。跳び系の技もこなしてゆくのでタフさと安定感も求められます。そうやって作り込まれているので、軽やかさを前面に出したツーリングスキーとは異なる魅力があるのですね。ディープなパウダーをグイグイ滑ってゆける頼りがいのあるモデルというのでしょうか。そんなスキーを持ってパウダートリップに出掛けてみるのも楽しいことでしょう。
センター幅104mmの持つ走破性と浮力を味方につけて、ATで攻めるのも良し!ディープなパウダー狙いでテレマーク用とするのもありでしょう。
ライン シックデイ94
基本スペックはサイドカットが131/94/117で、キャンバーはトップ&テールロッカー+センターキャンバーを採用、サイドウォール付きのキャップ構造で、芯材にはアスペン(ポプラ)材が用いられており、表面と底面にはカーボンファイバーのリブも追加されています。
カーボンリブが見えます(滑走面側)
「シックデイ104」の弟分にあたるモデルで、センター幅を94mmにしたミッドファットスキーです。
こちらもスイッチやスピン、ジブ、エアといった技をこなすことも視野に入れたフリースタイルモデルになりますが、センター幅が異なる分シャープネスが上がり、浮力や走破性も変わってきます。
スキーというのは幅があれば良いということではなく、狙いがあって求められる幅が異なるものです。パウダーを滑る場合、浮力は滑りを左右する大きな要素になる訳ですが、当然幅が広いスキーは大きな浮力を生み出して沈み込みを抑えてくれます。しかし、沈み込みが少ないということは逆に言うと表面を撫でているだけの状態になっている訳です。それでは折角のパウダーの楽しみが少なくなってしまいますよね。パウダーランは面だけではなく、深さという立体的な動きを楽しめるのが面白いのですから。
LINEの公式サイトから(深さが感じられる画像ですね)
適度な浮力がありつつ、かつある程度の深さまでもぐるからこそ、パウダーを滑る楽しさが大きくなるという見方もあるのです。そのためも体格や目的に合わせて適したスキーを選ぶ必要があります。「どのくらいのモデルが良いのだろうか?」お気軽にご相談ください。
寒暖差があると綺麗に紅葉なると言われます。今年は綺麗らしいです。
秋は秋らしく、冬は冬らしく。冬はもうすぐですよ。