12月の中旬にVoile TTS(テレマークテックシステム)ビンディングが入荷してきました。
今シーズン販売開始の新商品です。
テックピン対応のブーツと組み合わせて使うことができる、NTN規格のテレマーク用ビンディングになります。
テック用のトゥーピースにケーブルビンディング用のスプリングユニットやヒールレバーを組み合わせたとてもシンプルな構成で、TLTビンディングの歩行性能と、このシステムだから実現できる軽さが特徴です。
NTNのビンディングは構造上スプリングユニットがブーツの下にセットされているものが多く、踵の上り感が硬い(踵が下りる方向にバネが効くため)という声が少なからずあったのですが、このシステムではスプリングユニットがブーツサイドに配置されることから踵の上り感が自然で、癖のないホールド感が得られるというメリットもあります。
このビンディングはスプリングが硬めのスティッフ(色はブラック)と、柔らかめのツアー(色はグレー)の二種類が用意されています。
スプリングが柔らかめのTTS Tour
また、ワイヤーのセット位置を変えることによりピボットポイントが変えられる仕組みになっています。前側にセットすると踵の上り感が軽めのノーマルポジションに、後ろ側にセットするとホールド感が高めのアクティブポジションになります。
画像のセットはノーマルポジション
重量は片側で約560g(ねじ含む)
最近はテックシステムを利用したNTNビンディングの種類が増えてきました。テックタイプのものは他にthe M メジョーや22デザインズ リンクス等のビンディングがあります。
モデルによってそれぞれフィールは異なりますが、セッティング次第では踵の上り感を軽めにできるものが多く、重量も軽く、登高時(ウォークモード)にはテックシステムの軽やかさがフルに活かせルこのタイプ。その機動力の高さから、ツーリング向けに注目をひきそうです。
ヒールをかけなければツアーモードに
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