注目のアバランチギア

スキー関連商品ですが、アバランチギアが大分入荷してきました。
その中でも注目の商品を幾つかご紹介しておきます。
 

ピープス セット





アバランチビーコンとスノーショベル、アバランチプローブがパッケージされたお得なセットです。

カラファテでは「ピープスセット パウダーBT」と「ピープスセット マイクロBTボタン」の2種類を扱っています。

ピープスセット パウダーBTは、ビーコンにBluetooth連携機能付きでコストパフォーマンスに優れたパウダーBT、ショベルには手頃な大きさで使いやすいC660、プローブは必要な長さをコンパクトにまとめたアルミニウム260を組み合わせており、オールマイティーで使い勝手の良いセットになっています。


 

ピープスセット パウダーBT



ピープスセット マイクロBTボタンは、ビーコンは小型でBluetooth連携機能の付いたマイクロBTボタン、ショベルには小型軽量のT500スタンダード、プローブはコンパクトで嵩張らないアルミニウム220を組み合わせており、小型軽量をコンセプトとしたミニマムセットになっています。
 

ピープスセット マイクロBTボタン





基本性能と精度の高さで高評価を得ているピープスのアバランチビーコンですが、これに5,500円足すだけでスノーショベルとアバランチプローブがついてくるという超お買い得なプランです。すべてを揃えたい人はもちろんのこと、ビーコンだけ買い替えたい方にとっても考えようによってはお得だったりします。

また、ブラックダイヤモンドからも同様のセットが出ています。
 

BD リーコンセット



こちらは定評のブラックダイヤモンドのショベルとプローブとの組み合わせになります。ビーコンはBluetooth連携機能付きでコストパフォーマンスに優れたリーコンBT、ショベルには手頃な大きさで使いやすいトランスファー3、プローブは必要な長さをコンパクトにまとめたクイックドローツアー280(アルミニウム)で、オールマイティーで使い勝手の良いセットになっています。

どれも売り切れ必至の人気商品です。輸入品で入荷数が限られているものなので、早めにご検討いただいた方が良さそうです。
 

オスプレー ソールデンプロ






雪崩遭遇時に展開させることにより、生存率を高めるアバランチエアバッグパック。電動ファンによるエアチャージシステムを採用したもので、圧縮ボンベや火薬式に比べて移動時の制限事項が少なく、ランニングコストも優れています。このモデルは充電式電池の代わりに、寿命が長く充放電による劣化が少ないスーパーキャパシタ(電気二重層コンデンサ)を使った電子式を採用しているのが特徴です。


ちょっと専門的なお話になりますが、充電式電池と電気二重層コンデンサの違いをご説明します。

携帯電話やデジタルカメラなどの電子機器には良くリチウムイオンなどの充電式電池(二次電池)が使われています。コンセントに挿した充電器を繋いでおくと電気が蓄えられるので便利ですね。
この充電池は内部にある正極と負極の電極間をリチウムイオンなどの化学物質が移動する(化学変化を起こす)ことにより充電(エネルギーを蓄えた状態)や放電(電気を取り出している状態)を繰り返し行える仕組みになっています。

この充電池は決まった電圧範囲内(性能が維持できる上限と下限が決まっている)で使うことができるもので、電極や電解質の物理的な質量で容量(電気を蓄えられる量)が決まっています。電池というものは放電してゆくと徐々に電圧が下がってしまうものなのですが、使い切って0V[ボルト]になるまで放電してしまう(この状態を完全放電という)と負荷がかかって著しく劣化してしまうという難点があります。


ここがポイントなのですが、電池(化学変化を利用して電気を取り出すため、化学電池と呼ばれる)は使った分が放電されるだけではなく、自然放電といって蓄えられている電気の量が、時間の経過と共に徐々に減少する現象を起こしてしまうため、長期間使わずにおくと放電しつくしてしまい最後は完全放電の状態になってしまいます。そうなるといざ使おうとした際に充電できなくなったり、充電できてもすぐに電圧が下がってしまう(充電容量の低下)ようになり充電池として十分機能しなくなってしまうことがあるのです。

アバランチエアバックはシーズンオフになると使わずにしまっておくことになります(充電池は高温多湿の環境下では自然放電が進みやすくなるので注意が必要です)。また、何かの事情で冬の間も使わなかったりすることもあるでしょう。そうなると自然放電により使用可能電圧(終止電圧)を越えて(この状態を深放電という)電圧が下がり切ってしまい過放電となり電池が駄目になってしまう可能性がある訳です。
それを防ぐためには電圧が低くなり過ぎないように時々点検してあげて、低くなっていたら適度に充電(リチウムイオン電池は満充電も劣化を早める原因になるので、フル充電にして保管するのも良くないのです)してあげなければいけないのですが…。
携帯電話のように毎日使うようなものなら過放電になることもないでしょうけれど、時々しか使わないものをそこまで管理するのは面倒ですよね。



スーパーキャパシタ ユニット

この数年で電気二重層コンデンサ(スーパーキャパシタ、又はウルトラキャパシタとも呼ばれる)が実用化されるようになってきました。コンデンサというのは、充電すると二つの電極間にプラスとマイナスの電荷が溜まりエネルギーを蓄えることができる受動素子です。充電池のように化学反応をしている訳ではなく、電極間に静電力でエネルギーを溜めているだけなのです。その性質上エネルギーが蓄えられていなければ出力は0V[ボルト]になるのですが、電荷が溜まっていないだけの状態にすぎず、完全放電しても劣化が早まる要素にはなりません(同様の理由から満充電が劣化を早めることもありません)。
充放電による劣化が少ないことから長寿命(長期的には電極や電解質の分子の劣化が少し存在するので、永久に使える訳ではありませんが)な上に、過放電による性能の低下を心配しなくて良いのです。

コンデンサは蓄えられる電気容量が化学電池に比べると小さいので電池のようには使えなかったのですが、この数年で研究が進み、電気二重層という物理現象を利用することで蓄電量が著しく高められ、電池並みの大容量が実現しました。これが電気二重層コンデンサです(コンデンサは構造上放電すると直線的にどんどん電圧が下がってゆくので、一定の電圧を得るために電圧制御の回路を組み込んで実用化しています)。
シーズンオフの長期保管の問題が存在するアバランチエアバックにとって、管理の煩わしさがない電源方式と言えるでしょう。