- 昔のアメリカの電話会社BELL SYSTEM社でラインマン(電線技師)が腰にぶら下げて使用していた工具入れ。
それは鋭利な工具を入れても縫い目を切ってしまわないよう、縫代や縫い目を表に出して強度を出す、実用性から生まれたデザインでした。
その存在とデザインの意味を知ったとき、真っ先に思い浮かんだのが、ルートセッターの腰袋でした。
先の鋭利なビスを入れるため、縫い目が切れてしまうという話をルートセッター の方から聞いていたので、まさしく同じ用途であること、またそのフォルムがチョークバッグ そのものであることに、驚きと不思議な縁のようなものを感じました。
そこからインスパイアを得て、作製を始めるうちに、縫代が外側に出ていることで、内側の空間が広くなり、チョークアップがスムーズに出来ること、また羽のような縫代がバッグの座りを良くすることで置いても安定感があり、置き型チョークバッグ としても使いやすいということに気付きました。
SIZE : H16, W15, D8.5cm