ブラストラック ブレイザー&ブレイザーツアー

昨日、ブラストラックのシルヴァとエリキサーを紹介させていただきました。
今日はブラストラックの第二弾で、ブレイザーとブレイザーツアーを紹介したいと思います。
まずはブラストラックのブレイザー
基本スペックはサイドカットが130/97/117で、キャンバーはトップロングノーズ (センターキャンバー)形状を採用、シェルトップ構造で構成材は軽量ウッドコア+特殊FRP+カーボンファイバーという組み合わせです。エッジにはシームレスのスチール鋼を用いています。
上が2020-21モデルで、下が2018-19モデル
こちらもエリキサーと同様、ブランドスタート時からラインナップされているモデルで、ゲレンデからオフピステまで幅広くカバーできるオールラウンドモデルとして発売当初から多くのユーザーから支持を受けてきました。2018-19シーズンに軽量化を施したブレーザーツアーが追加されたこともあり、2019-20シーズンには一度ラインナップから外れますが、2020-21シーズンにフラットテール化、センター幅の変更(97mmに設定)、芯材や内部構成、エッジ素材の変更といった大幅な仕様変更を経て、新たにラインナップに加わることになりました。
同じく上が2020-21モデル、雪接点はやや前寄りに
このモデルを試乗して感じたのは「重々しくなく、かつ深みのあるたわみ感と安定性を併せ持ち、仕掛ければ思い通りに回ってゆく」という印象でした。特にフラットテール化されたのは旧モデルと乗り味を変化させたポイントになっていて、良く回るのだけれどスルっと抜けてゆくこともなく、ターンの後半でテールがピシッと決まる気持ちの良い締まり感があるのです。個人的な好みになりますが、僕はこういう乗り味が割と好きです。
暖色系のイラストでまとまっています
ブレーザーの商品情報はこちらから
https://www.calafate.jp/esp/prdAA0204_BLASTRACK_Blazer.html
そしてもう一本。
ブラストラックのブレイザーツアー
基本スペックはサイドカットが130/97/117で、キャンバーはトップロングノーズ (センターキャンバー)形状を採用、シェルトップ構造で構成材は超軽量ウッドコア+特殊FRP+カーボンファイバーという組み合わせです。エッジにはシームレスのスチール鋼を用いています。
上が2020-21モデルで、下が2019-20モデル
ブレイザーととても良く似ていますが、こちらはオールラウンドモデル「BLAZER」をベースに、軽量化を推し進めたツーリング向けスペシャルバージョンということになります。同一形状ながら、芯材、構成材が異なることから独自にテストを繰り返し開発しており、カーボンファイバーのリブを入れつつもウッドの持つしなやかさを生かした乗り味に仕上げています。
同じく上が2020-21モデルで、下が2019-20モデル
で、乗ってみると「とにかく軽い」。これはツアーに出掛ける方にとっては大きなポイントですね。
実はスキーって軽く作ろうと思えば結構軽量化できるものなのだそうです。じゃあ軽くした方が良いに決まっているじゃないかと考えてしまうところですが、そういう訳にもゆかないのですね。なぜかというと、軽くし過ぎると乗り味がつまらなくなってしまうのと、耐久性が低下してしまうから。
このモデルを開発するとき、ウッドの持つしなやかさ(これは乗り味に大きく影響します)を生かしつつ、軽さを調整するのが難しかったとのことです(もちろん耐久性も考慮して)。
中心あたりに薄っすらと見えるのがカーボンリブ
ブレーザーツアーの商品情報はこちらから
https://www.calafate.jp/esp/prdAA0205_BLASTRACK_BlazerTour.html
ブレイザーと、ブレーザーツアーは色が違うのみでデザインも統一されています。
左がブレイザーで、右がブレイザーツアー