奥多摩沢登り紀行(その2)

さてさて、一ノ瀬川本流へ行った翌日には大常木谷へ入ります。奥多摩エリアでは一番人気(?)で上級五つ星ルートとなっています。それは楽しみとばかりに入渓しようとしてみれば、「えーっ、皆こんなところを降りてるの?」っていうほど悪そうな下降ポイントからスタートのようです。いやいや皆無言でヘルメットを着用しましたよ。(斜面はドロドロ、木の根は腐っていて怖かったデス)

とはいえ、入渓してしまえば快適そのものです。途中の滝も難なくクリアし、ゴルジュを越えどんどん進んでゆきます。そして先の見えないコーナーを抜けてみればそこには!ありえない高さから降り注ぐマイナスイオンが舞っているではありませんか。そう、ここが今回のルートの核心部である大常木谷最大の25mの滝「千苦ノ滝」なのであります。その滝はすごい勢いで空中に水を吐き出しています。「すげーっ!」と感動するのと同時に「これ、登れないじゃん」という気持ちも湧いてきたりもして「さて、どうしたものかと・・・」。

当然滝は登れないので巻き道を行くのですが、この巻き道が怖いのなんのってもう・・・。本を見ても「スリップした場合は滝の下まで落ちてしまうので要注意だ」なんて書いてあって、「それって落ちたら死ぬじゃんか!」感じです。いやーっ、五つ星でも巻き道はおっかないという事を学びましたよ。

さらに進み4mと3mの連瀑を登ってみれば、豊かな水の中を魚がたくさん泳ぎ水もきれいで美しいじゃないですか。冷たい水の中を泳ぎまくり、日本は温暖化はまだ平気じゃないのかとちょっと安心したような2日間でありました。
今回の沢登りと昨年やった沢登りでこの辺りの本流遡行も大分制覇して一区切りついたことだし、次は登山かなという訳で8月に台風7号の直撃を受ける北アルプスへ向ったのでした。難行苦行の旅は続きます。

 

レポート:荒山 礼志 (2005/8/25)

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