奥多摩沢登り紀行(その1)

いやぁー暑いです!日本もやっぱりアジアですなー。こんなにじっとり暑くちゃ「やっぱり沢登りでしょう」とばかりに、椰子の木が生える前にゴルジュを泳がなくてはという訳で7月に入り行ってきました奥多摩へ。

そんな僕らはいつも泳ぎ主体のルートで計画を立てたりするもんで、10年前にオーダーで作ったサーフィン用のウェットスーツなんか着て沢登りを楽しんでいたりします。それでも体はガタガタ震え、唇はいつもまっ青だったりするのですが・・・。とにかく登れそうな滝は登り、へつれるけど泳げるところは積極的に泳ぎ、飛び込めるところは飛び込んで行っちゃいます。みんな水中ゴーグルを首からぶら下げているのが定番スタイルだったりするのです。うーむ、なんともいえぬ格好ではありますが・・・。

さて、そんな我々が最初に向ったのは一ノ瀬川本流という沢で、山渓の「奥多摩の谷」という本の中でも「これでもかこれでもかというほど泳ぎが続き、たとえ一年中で最も暑い日に行ってもたちまち唇は紫色になってしまうだろう」なんて書いてあるのです。「どれだけ冷たい水が流れているのだろうか!?」そんな思いで入渓したは11時のことでした。今回のメンバーは自分を入れて計5名。実は全員出発する日の朝7時まで飲み明かすというありえない行動から一日が始まっていたりもします(社長に知れたら怒られそうだぁー)。まぁ元気があるのはいいのですが、こまったちゃんではありますね。

いざ流れに入ってみると「想像以上に水が冷たくて・・・」。おまけに前日の大雨の影響で水量も多く、思うように進めません。途中流れがモーレツに早いゴルジュがあり、泳ぎの得意な友人に空身でバックロープを引いて先行してもらい、残ったメンバーを数珠繋ぎに引き上げてもらったりもしました。ロープにしがみつく我々を一人一人引き上げる友人の姿を見て、マグロの気持ちがわかったような気もしたりして・・・アハハ。

さらに進むと一ヶ所どうにもルートがわからないポイントに出くわしてしまいます。遡行図を見てもこんなところはなさそうなのですが、どうにもルートが見つからないのです。あたりを見回してみると残置してある信用できなさそうなリングボルトと腐ったスリングがあるではありませんか。他にこれといった攻略法もないので仕方なくそれにロープをかけることに・・・。足元の流れもかなり速く、不安を抱えつつの通過となりました。あとでわかったのですが、本来は流れの中に所々出ている石をうまく拾って飛び移るのだとかで。増水していると攻略法も変わってしまうのだけど、水量情報なんていうのがあるわけじゃないですからね。いやいや参りましたよ。

レポート:荒山 礼志 (2005/8/25)

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